世界の中の日本

ECBの金融緩和と日本銀行の無策

先々週の7月5日にECBが0.25%の利下げを行ったのですが、それより重要なことは中央銀行への預金金利を0.25%からゼロとしたことです。 一方、我が日本銀行は先週7月12日の政策決定会合を「ホンの微調整」だけで終わらせ、最も期待されていた日銀当座預金金利…

週末のユーロ圏首脳の合意について「思うこと」

ユーロ圏17か国首脳が先週末の6月29日未明(日本時間は同日昼頃)、欧州安定メカニズム(ESM)を活用した域内銀行への資本の直接注入や、南欧国債の購入などについて合意しました。 直前まで合意には懐疑的な見方が多かったため市場は大きく反応し、開いてい…

IMFの内政干渉・財務官僚の思惑

本日(6月12日)IMF(国際通貨基金)が、毎年実施している「対日4条協議」による日本経済に対する報告書を公表しました。 内容は「消費増税を盛り込んだ社会保障・税一体改革の成立は不可欠で、消費税率は最低15%への引き上げが望ましい」「日本銀行へは資…

尖閣諸島を巡る問題の本質

4月17日に石原東京都知事がワシントンで突然「尖閣諸島を東京都が買う」と発言したため、各社の報道が活発になっていますが、どうも本質を外した議論が多いようなので整理してみます。 当然こういう問題については、本誌の理解が不足していたり考え方が偏っ…

思い切った金融緩和がやはり必要

本年に入ってから好調が続いていた世界の株式市場が変調をきたしています。特に日本の株式市場では、2月の僅か10兆円の通貨量的緩和が世界中から「過大評価」されて急上昇していたのですが、先週末(4月6日終値)には10000円を大きく割り込んで9688円となり…

日米欧の中央銀行について  その2

それぞれの中央銀行の行動などを、いろいろ比較するシリーズの2回目です。 昨日は、白川日銀総裁のワシントンでの発言について「配慮」が足りないと書いたのですが、早速「配慮が足りないのではなく、景気回復イコールインフレでインフレを絶対阻止するとい…

日米欧の中央銀行について  その1

それぞれの中央銀行の行動などを、いろいろ比較してみます。まず日本銀行からです。 先週末(3月24日)、日本銀行の白川総裁がワシントンの米国連邦準備理事会(FRB)の会合で講演し、「金融危機後の積極的な金融緩和は必要であるものの、その副作用も限界も…

ヘッジファンドが蠢(うごめ)く  その2

昨日(1月30日)付け「ヘッジファンドが蠢く」で、増税のための「当局」の財政破綻・国債暴落論が、実はヘッジファンドをはじめとする海外投資家の「日本国債売り崩し」を推奨し、本来は何の問題もない日本国債市場に無用の混乱を与える可能性が出てきている…

ヘッジファンドが蠢(うごめ)く

ヘッジファンドが蠢(うごめ)く 本日(1月29日)発売の「日経ヴェリタス」に、あるヘッジファンド代表が「日本国債バブルが崩壊する。それに勝負をかける」と語っているインタビュー記事が出ています。 要するに、「日本の財政赤字が膨らみ経常収支も近く赤…