特集

ここまできた国際機関の迷走

View image | gettyimages.com IMF(国際通貨基金)は国際通貨の要件ともなる特別引出権(SDR)の構成通貨として、現在のドル、ユーロ、円、ポンドに、人民元を加えることを決定したようです。

MLBレギュラーシーズンが終了

米国時間の昨日(9月29日)、MLB(Major League Baseball)の6か月間のレギュラーシーズンが終了しました。休む間もなくポストシーズンが始まり、1か月後にワールドチャンピオンが決まります。 ポストシーズンのフォーマットが昨年から変更になっており、両…

検証!東京裁判 その4(最終回)

本日(8月15日)は68回目の終戦記念日です。このシリーズも最終回とします。 東京裁判は1948年11月4日に判決の言い渡しが始まり、11月12日に被告1人1人に刑を宣告して終了しました。一審制・控訴権なしの軍事裁判なので、これで確定です。ウェッブ裁判長は12…

検証!東京裁判 その3

1946年5月3日に開廷した東京裁判は、最初から答えが決まっている勝者が一方的に敗者を裁く裁判だったのですが、開廷直後に弁護側が「思わぬ」先制攻撃を仕掛けます。 1946年5月6日、清瀬一郎弁護人(日本人弁護人副団長)がウェッブ裁判長忌避の動議を申立て…

検証!東京裁判 その2

A級戦争犯罪人容疑者として、東条英機元首相をはじめ軍幹部・国務大臣・外交官・言論人・企業経営者などの100名以上が逮捕され、そのうちの28名が1946年4月29日(昭和天皇の誕生日)に起訴されました。 したがってA級戦犯とは、主に「事後法」である「平和に…

検証!東京裁判 その1

予告してから随分と時間がたってしまい、終戦記念日(8月15日)も近づいてきたので、お盆休みを含めて集中的に書くことにします。もちろんタイムリーな話題が出てくればそちらを優先します。 今でもアジア諸国との間に靖国神社参拝問題や慰安婦問題などが残…

英国王室の話

7月22日に英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の間に男児が誕生しました。王位継承順位第3位の「未来の英国王」誕生に英国中が沸いています。 そこで本日は、英国王室についてです。 また歴史ものか?と思われそうですが、今日のEUやユーロの行方を考え…

ワールドカップが開催されるブラジルの「知られざる歴史」

6月4日にサッカーの日本代表がオーストラリアと引き分け、開催国のブラジルを除いて世界で最初に2014年ワールドカップ・ブラジル大会への出場が決まりました。おめでとうございます。これで1998年から5大会連続となります。嬉しいことですね。 本日は、その…

ヘッジファンドの巨人たち(2012)

毎年、春に書いている前年のヘッジファンド主宰者・高額所得ランキングです。あくまでも個人の所得です。 ヘッジファンド主宰者は、ファンドが投資家から受け取る年間2%ほどの運用報酬と20%の成功報酬からの「取り分」に加えて、自身の報酬や財産もファン…

はじめて全文を引用したくなった記事

2010年10月に「闇株新聞」を書き始めて、初めて全文を引用してご紹介したい記事が出てきました。 先週末の3月15日付け「コネクション マフィアたちの法廷」にコメントを頂き、検察と裁判所の癒着ぶりが分かる読み物で面白いと教えて頂いた記事です。 魚住昭…

コネクション マフィアたちの法廷

この表題は、2006年に米国で製作された法廷映画の題名です。 週末なので軽い「映画紹介」にしたのではなく、ちゃんと結論がありますので最後まで読んで下さい。 この映画は、全米最大マフィアのルッケーゼ・ファミリー20人の幹部が、76もの容疑をかけられた…

1971年の昭和天皇・ニクソン大統領のアンカレッジ会談でわかったこと

民主党政権の数少ない功績の1つに、外交文書を含む政府の機密文書を作成から30年経過後に原則公開することを2010年に制度化したことがあります。それまでは政府や各省庁にとって都合の悪い文書は、永遠に公開されていませんでした。 その新制度により公開さ…

ヨム・キプール(大贖罪日)が近づく

明日(9月26日)はユダヤ教徒にとって1年で最も厳粛な日であるヨム・キプール(Yom Kippur)です。ユダヤ歴で計算するので毎年違った日になるのですが、だいたい9月下旬から10月中旬の間です。 だからと言う訳でもないのですが、年に1回くらいはユダヤ人につ…

昭和史最大の謎・近衛上奏文  最終回

2日ほどお休みしてしまいましたが再開いたします。本日(8月15日)は終戦記念日なので、このシリーズの最終回を書くことにします。 日中戦争のきっかけとなった「盧溝橋事件」直前の1937年6月4日に首相に指名されたのが五摂家筆頭の近衛家当主の文麿でした。…

昭和史最大の謎・近衛上奏文  その6

「2.26事件」の続きです。昨日は青年将校の行動開始を受けた「皇道派首脳部」の思惑について書きました。 ところが翌2月27日午前3時、早期の鎮定を望む昭和天皇の意向をうけて枢密院が戒厳令を施行し、九段の軍人会館(今の九段会館)に戒厳司令部が設置され…

昭和史最大の謎・近衛上奏文  その5

少し間が空きましたが、本日は「2.26事件」についてです。 1936年2月26日未明、日本陸軍・皇道派(後述)の青年将校らが1483名の兵を率い「昭和維新・尊王討奸」を掲げて元老重臣を殺害して天皇親政を実現しようとしたもので、斉藤実・内大臣(元首相)、高…

昭和史最大の謎・近衛上奏文  その4

しばらく中断していましたが続けます。前回の7月19日付け「同、その3」の中で「張作霖爆殺事件」は、関東軍の仕業に見せかけたコミンテルンの犯行の可能性が強いと書いたところ、いくつか異論を含むコメントを頂きました。 日本が満州事変・支那事変(日中戦…

昭和史最大の謎・近衛上奏文  その3

本日は、日本が中国と戦闘状態に陥るきっかけとなった3つの事件についてです。「張作霖爆殺事件」「柳条湖事件」「盧溝橋事件」の3つですが、それぞれの背景と特に「誰が最もメリットを得たか」をよく考えると、通説とは違ったものが見えてくるのです。 当時…

昭和史最大の謎・近衛上奏文  その2

昨日の続きです。まず「共産主義」について詳しく考える必要があります。「共産主義」と「社会主義」の違いから書くと長くなるので、取り敢えず「同じような意味」として読んでください。 1917年に第一次世界大戦で疲弊したロシアに、レーニンが指揮するボリ…

昭和史最大の謎・近衛上奏文  その1

久々に「歴史もの」を書きます。三連休で、あまり旬の話題がないこともあるのですが、終戦記念日(8月15日)までに何回か「戦争」について書こうと思っていたからです。 その理由は、当時の戦争に突き進んでいった状況と今日の混沌とした政治の状況が、少な…

ECBの金融緩和と日本銀行の無策

先々週の7月5日にECBが0.25%の利下げを行ったのですが、それより重要なことは中央銀行への預金金利を0.25%からゼロとしたことです。 一方、我が日本銀行は先週7月12日の政策決定会合を「ホンの微調整」だけで終わらせ、最も期待されていた日銀当座預金金利…

週末のユーロ圏首脳の合意について「思うこと」

ユーロ圏17か国首脳が先週末の6月29日未明(日本時間は同日昼頃)、欧州安定メカニズム(ESM)を活用した域内銀行への資本の直接注入や、南欧国債の購入などについて合意しました。 直前まで合意には懐疑的な見方が多かったため市場は大きく反応し、開いてい…

IMFの内政干渉・財務官僚の思惑

本日(6月12日)IMF(国際通貨基金)が、毎年実施している「対日4条協議」による日本経済に対する報告書を公表しました。 内容は「消費増税を盛り込んだ社会保障・税一体改革の成立は不可欠で、消費税率は最低15%への引き上げが望ましい」「日本銀行へは資…

尖閣諸島を巡る問題の本質

4月17日に石原東京都知事がワシントンで突然「尖閣諸島を東京都が買う」と発言したため、各社の報道が活発になっていますが、どうも本質を外した議論が多いようなので整理してみます。 当然こういう問題については、本誌の理解が不足していたり考え方が偏っ…

思い切った金融緩和がやはり必要

本年に入ってから好調が続いていた世界の株式市場が変調をきたしています。特に日本の株式市場では、2月の僅か10兆円の通貨量的緩和が世界中から「過大評価」されて急上昇していたのですが、先週末(4月6日終値)には10000円を大きく割り込んで9688円となり…

日米欧の中央銀行について  その2

それぞれの中央銀行の行動などを、いろいろ比較するシリーズの2回目です。 昨日は、白川日銀総裁のワシントンでの発言について「配慮」が足りないと書いたのですが、早速「配慮が足りないのではなく、景気回復イコールインフレでインフレを絶対阻止するとい…

日米欧の中央銀行について  その1

それぞれの中央銀行の行動などを、いろいろ比較してみます。まず日本銀行からです。 先週末(3月24日)、日本銀行の白川総裁がワシントンの米国連邦準備理事会(FRB)の会合で講演し、「金融危機後の積極的な金融緩和は必要であるものの、その副作用も限界も…

ヘッジファンドが蠢(うごめ)く  その2

昨日(1月30日)付け「ヘッジファンドが蠢く」で、増税のための「当局」の財政破綻・国債暴落論が、実はヘッジファンドをはじめとする海外投資家の「日本国債売り崩し」を推奨し、本来は何の問題もない日本国債市場に無用の混乱を与える可能性が出てきている…

ヘッジファンドが蠢(うごめ)く

ヘッジファンドが蠢(うごめ)く 本日(1月29日)発売の「日経ヴェリタス」に、あるヘッジファンド代表が「日本国債バブルが崩壊する。それに勝負をかける」と語っているインタビュー記事が出ています。 要するに、「日本の財政赤字が膨らみ経常収支も近く赤…

「沖縄密約」とドラマ「運命の人」

本日は「ユーロ諸国の格下げ」や「日本の財政について」や「またまた素人の防衛大臣」など書くべきことがいっぱいあるのですが、どうしてもこれを書きたかったのです。 「ユーロ諸国の格下げ」については、ニュースを聞いて直観的に感じたことを1月14日付け…