2011年のおすすめ記事ベスト10(前半)

 今年も残り少なくなってきました。本誌も本日を入れて年内はあと2回だけですので、2011年全体の記事のなかから「ぜひもう一度読んで頂きたい」記事を10本(シリーズ物は1本と数えます)選んでみました。

 読み返して頂ければ、本誌が主張したいことが伝わると思いますので、お時間のある時にぜひ読んでみて下さい。

 古い順番に書いていきます。本日は、本年前半の5本です。

 1月12日付け「あらゆる失政が凝縮された日本長期信用銀行事件  その1

 1月13日付け「あらゆる失政が凝縮された日本長期信用銀行事件  その2

 本誌では多くの経済事件について、その事件化した背景、当局の思惑、その後の社会的影響などを書いていますが、本件が最も多くの問題点を含み、またその後の社会・経済への影響が大きかった事件だと思います。もう完全に風化した事件なのですが、ぜひもう一度思い出して頂きたいと思います。

 2月3日付け「野村證券社長の話  その1

 2月4日付け「野村證券社長の話  その2

 野村證券(正式名称は野村ホールディングス)は、証券界において戦後圧倒的な地位を占めていたのですが、現在は経営危機さえ囁かれる状態になってしまいました。

 その理由の大半は、大蔵省の証券行政と、その意向を受けた(受けざるを得なかった)社長人事にあります。

 野村證券についてはこの後も何回か書いているのですが、これは単純に「歴代社長」を比較して凋落への流れが良く分かるように書いてあります。

 4月26日付け「三菱UFJモルガンスタンレー証券の巨額損失の裏側  その2

 「その1」もあるのですが、米国金融危機の真っ最中に焦ってモルガンスタンレーに出資した三菱UFJの交渉過程を書いた「その2」の方が面白いと思います。

 旧大蔵省の銀行行政の「優等生」である三菱UFJが、米国金融当局の仕掛けに嵌りこんだのですが、結局その「ツケ」は日本国民が支払っているのです。

 5月16日付け「書き換えられた歴史・藤原氏の正体  その1

 5月17日付け「書き換えられた歴史・藤原氏の正体  その2

 5月18日付け「書き換えられた歴史・藤原氏の正体  その3

 本誌では歴史ものを何度か書いています。ただの歴史について書いているのではなく、現在の社会に対しても重要な影響を及ぼしている部分を選んで書いています。

 このシリーズは、日本の現在の閉塞感の最大の原因である「官僚組織」の誕生に深く関係がある「藤原氏」についてです。

 別に現在の「官僚組織」が藤原氏の末裔ではないのですが、「官僚組織」の特徴や考え方を理解するために、やはり藤原氏を理解しておく必要があると思うのです。

 しかもこの点に関しては、表題の通り教科書に書かれている歴史は書き換えられていると思うのです。

 6月23日付け「ライブドア事件の闇  その3

 このシリーズは4回続くのですが、数ある経済事件の中で創業者が逮捕・収監され、株式は即刻上場廃止になり、損失を被った株主に対しは巨額の損害賠償が認められるなど、異例の厳しい処罰を受けたライブドア事件とは、果たして何が犯罪だったのかを書いた「その3」だけはぜひ読んでみて下さい。多分、皆様の理解と全然違っているはずです。

 本誌では、他の経済事件についても多数書いていますが、どれも驚くほど恣意的で不公平な扱いばかりです。その中で最も不公平に扱われたのがこのライブドア事件なのです。

 明日は、今年後半の5本です。