2012年に起こりそうな10大ニュース

 本日は「円高のメリット・デメリット」の最終回として、「国策」としての外為会計の活用方法を書くつもりだったのですが、正直に言いますと「うまくまとまりません」。

 予告しておいて申し訳ないのですが、もう少し考えてから書くことにさせて下さい。

 そこで本日は、昨年から書いている「2012年に起こりそうなこと」シリーズの7回に、あと3つ加えて「2012年に起こりそうな10大ニュース」を完成したいと思います。

 これは決して書きっぱなしではなく、責任を持ってフォローしていくつもりです。 まず、今まで書いた7回を振り返っておきます。これは思いつき順で重要な順番ではありません。また「10大ニュースの表題」として少し表現を変えたものもあります。 また相場に関するものはとりあえず3月までの予想で、その後は改めて予想します。

 1) 野村証券が銀行傘下に

 2) 米国大統領選はオバマ再選 しかし米国行政能力の低下は続く

 3) 英国のEU離脱があればユーロ崩壊が進む 逆に財政問題だけでユーロは崩壊しない

 4) 何も変わらない「捜査当局」 焼け太る「官僚」

 5) 資金流入が止まる中国 元の国際化による資金流入を目指す

 6) 3月までは無策の円高 その後も無策だが海外環境が変わる可能性あり

 7) 消費税で大混乱の政局 3月までに野田政権崩壊 ただし解散はない

 ここからが新たな付け加えです。

 8) 安全志向続く世界の投資資金

 これもとりあえず3月までの予想ですが、世界的に株式・不動産・企業融資・資源・新興国などのリスク資産から安全資産への逃避が続きます。逃避先は米国・ドイツ・日本の国債であることに変わりなくは、これらの国債の利回りは一層低下します。

 米国経済が意外に堅調のように思われるのですが、根本的趨勢は少なくとも3月までは変わりません。それと同時に世界的にボラティリティ流動性の低下が一層進み、ヘッジファンドをはじめとして投資の収益機会が減少します。

 日本でも株式市場の価格下落というより一層の出来高の減少と、国債利回りの低下が続きます。10年国債利回りが0.7%程度まで低下するかもしれません。

 9) 緊張激化の米国・中国間 中東でも新たな火種 

 米国は軍事力をアジア(特に対中国)に集中させ、中東をあまり重視できなくなることの影響はいろいろ出るはずです。しかし日本は危機管理能力や情報収集能力がほぼゼロに近いところまで落ち込んでおり、まったく予断を許しません。

 10) 藻が作るバイオ燃料が脚光を浴びる

 1つくらい明るい話題がないかと一生懸命探しました。これはトウモロコシなどを材料として使ってしまうバイオ燃料ではなく、特殊な藻が体内で燃料を作るため同じ面積当たりの効率が圧倒的に高いものです。

 実は日本の研究が一番進んでおり、水田などすぐに使える場所も多く、日本企業でも取り組むところが出てきているようです。

 以上が本誌の選ぶ「2012年に起こりそうな10大ニュース」です。

 そういえば、毎年バイロン・ウイーンが「びっくり予想」を年初に出しています。今年も出ているのですが、昨年もあまり当たっていなかったので取り上げるのはやめました。

 本日は、少し短いですが以上です。