日銀 マイナス金利導入!?  緊急速報

 日銀は、本日(1月29日)まで開催されていた政策決定会合で、「マイナス金利付き量的・質的緩和」の導入を発表しました。

 金融機関が保有する日銀当座預金(1月20日現在で256兆円)のうち、法定準備などを除いた部分の適用金利をマイナス0.1%にするというもので、かなり意表を突いた決定となりました。黒田総裁は先週の参議院予算委員会で「はっきり」否定していた手法だったからです。

 実際にマイナス金利が適用される当座預金残高は不明ですが、現在の法定預金準備率は0.1%しかないため、総額256兆円の「大半」に適用されるはずです。

 また日銀の国債保有残高を年間80兆円増加させるとか、買い入れる国債の平均残存年数を7~12年にするとか、ETFを年間3兆円買い入れるなど、量的緩和に関わるところに変更はないようです。

 ところでマイナス金利の導入に関しては5:4の評決だったようですが、「与党側」であるはずの学者出身の白井審議委員が反対に回り、「野党側」であるはずの産業・金融界出身の布野審議委員(トヨタ自動車出身)が賛成に回るという、かなり薄氷の決定だったようです。

 さてこのマイナス金利の導入はイールドカーブのフラット化を防ぐため、量的緩和だけを追加するより「はるかにまともな」決定と考えます。

 ただこれで日本における「短期金利」がすべてマイナス0.1%にさや寄せしないと、256兆円ある日銀当座預金がかなり流出してしまうことになり、日銀の巨大な国債ポートフォリオをファイナンスできなくなってしまいます。

 

 とはいっても預金金利をマイナスにすることは実質不可能と思われますが、少なくとも法人の大口預金だけでもマイナス金利にしなければ、日本の短期金利の体系が歪んだままになってしまいます。

 発表直後の東京市場では円相場が一時1ドル=121円台、前場マイナスだった日経平均も一時600円近い急騰となっていますが、明らかに行き過ぎでショートの買い戻しだけが出てしまっているため、円相場も日経平均も「反動」が心配です(午後1時現在)。

 このマイナス金利導入の意味と影響を含め、来週月曜日に配信予定のメルマガ「闇株新聞 プレミアム」に緊急特集を掲載しますが、ここだけは前倒しで日曜日(1月31日)に配信します。